オーストラリアのニュースサイト「WAtoday」は、中国の指導者は現在、中国国民が求めている「クリーンな繁栄」という成果を実現しつつあり、国民が本当に求めている生活をいかに実現するかを知っていると論じた。ピューリサーチの調査やほかの国際研究の成果によると、中国国民の自国政府への満足度や信頼度はほかの多くの民主国家よりも高い。
香港紙「明報」は、今年は第19回党大会で示された「三歩走」(三段階発展)、全面的な小康社会(ややゆとりのある社会)と近代化の実現のスタートの年であり、世界経済と中国経済はいずれも一定のリスクと課題に直面していると論じた。国内的には供給側構造改革をいかに深化するか、対外的には「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)沿線諸国との関係をいかに適切に処理し、開放を拡大するかが、中国の経済・外交部門にとっての試練となる。
プレンサ・ラティーナ通信は、両会は中国の政治生活にとっての重要な時期になると指摘する。中国政協はこの会議で、「革新、協調、緑色、開放、共有」という発展理念の実施を推進し、政治協商と民主監督、政治への参加・提案を通じて、中国の経済と社会の発展に貢献する。
台湾地区の日刊紙「旺報」は、大陸部の改革開放40周年にあたる今年、両会は経済分野での改革をさらに深めるものとみられると伝えた。そのうち供給側構造改革は重点中の重点となり、「ゾンビ企業」の過剰生産能力の解消や従来産業の最適化や高度化の推進、実体経済コストの引き下げなどが話題の焦点となる見通しだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月5日