上場会社の株式を直接保有する女性会長93人のうち、15人が1億株以上を保有する。東方園林の何巧女会長は持株数が最も多く、11億1400万株を保有。2位は啓明星辰の王佳会長で2億6500万株。3位から5位は美尚生態の王迎燕会長、美邦服飾の胡佳佳会長、麦達数字の陳亜妹会長で、持株数はそれぞれ2億5000万株、2億2500万株、2億2000万株。
1960年代生まれの女性会長が最も多い
女性会長を年齢別で見ると、50代が最も多く65人となっている。次に多いのは40代で63人。60歳以上は31人で、華平股フェンの劉焱会長、華懋科技の頼方静静会長、雲図控股の牟嘉雲会長の3人は70歳を超えている。最年長は華平股フェンの劉焱会長で今年76歳。劉焱会長は2008年から会長を務め、すでに10年近くになる。華平股フェンは2010年にA股市場に上場した。
40歳以下の女性会長は少なく、わずか13人。最年少は*ST雲網の陸湘苓会長。女性会長の中で唯一の90年代、1994年生まれで、2018年3月2日にST雲網の4代目会長に選ばれた。任期は3年。
女性会長は沿岸部の発達した地域に集中
地域別で見ると、女性が会長を務める上場会社は広東、江蘇、上海、浙江、福建などの沿岸部の経済発達地域に集中し、計107社、全体の6割を占める。うち、広東地区は最も多く34社、江蘇地区の上場会社は31社。直轄市の上海、北京、天津、重慶はそれぞれ21社、14社、2社、2社。西部では四川地区が最も多く、8社となっている。
業種別で見ると、化学工業、機械設備、自動車、紡績・アパレル、非鉄金属、電気設備、軽工業製造、食品・飲料などの業種に女性会長が多い。うち化学工業と機械設備は最も多く、女性が会長を務める上場企業はそれぞれ21社と19社。金融業と採掘業は最も少なく、鄂爾多斯と国海証券の1社ずつである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月9日