中国銀監会と保監会が合併へ 金融監督管理の統一を強化

中国銀監会と保監会が合併へ 金融監督管理の統一を強化。

タグ:中国金融

発信時間:2018-03-15 14:05:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国国務院機構改革方案が、第13期全国人民代表大会第1回会議で審議されている。同方案によると、中国政府は、現行の中国銀行業監督管理委員会(銀監会)と中国保険監督管理委員会(保監会)を合併し、中国銀行保険監督管理委員会を設立する方針だ。

 

 これについて交通銀行金融研究センター首席銀行アナリストの許文兵氏は、『証券日報』記者に対し、国務院金融安定発展委員会の設立に続く重大な監督管理の枠組み調整措置になると説明。システミックリスクの防止や中国金融市場の穏健な発展を大きく支えるとの見方を示した。

 

 許文兵氏は、銀行と保険の業界を跨いで監督管理を統合することは、中国金融市場の発展ニーズに合致すると指摘。現時点で、銀行と保険の監督管理統合はそれほど難しくなく、市場の安定的な移行につながると話した。資本市場の業務に比べ、保険の業務は機能が単一で、リスク管理の方法と要求が銀行と似ていると説明。長期にわたって保険と銀行の業務提携は密接で、監督管理の協力でも良好な基盤があるため、銀監会と保監会の合併は比較的容易で、市場に対する直接的な影響も限られるとみている。

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