機構管理の点については、銀監会と保監会の合併が、金融機関管理の効率を向上し、システミックな金融リスクのコントロールにつながると予想した。中国の大規模なシステム上重要な金融機関は、銀行と保険に集中し、銀行はすでに保険資金の重要な投資対象になっている。そのため、関連機関の監督管理基準を定める際、監督管理部門の統合を加速すれば、リスクコントロールの要求がより協調・統一され、基幹金融機関の管理強化につながり、金融の安定とシステミックリスク防止に大きな作用を及ぼすとしている。
アナリストの徐承遠氏は、新たな監督管理の枠組みが、マクロプルデンシャル監督管理の統合と行為監督管理の強化につながり、金融業務が統一された監督管理体系に組み込まれるとの見方を示した。金融監督管理の統一性が強化され、システミックな金融リスクの防止能力が向上するとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月15日