広州と天津は総合ランキングで昨年に続き4位、5位を維持した。両市は経済と社会の2つの大項目に強みをみせたが、天津は環境が重石となって広州を下回る順位に甘んじた。6位以下は重慶、杭州、蘇州、南京、成都の順で続いた。重慶は2016年の8位から2つ順位を上げて6位に、成都は武漢を抜いてトップ10入りを果たした一方、武漢は11位に順位を落とした。
雲河都市研究院の院長を兼務する東京経済大学の周放牧教授は、「大気汚染の状況に若干の改善がみられたことから、2017年度版では大気汚染指標のウェイトに多少の調整を行った」と指摘。このため、2016年度版の環境の大項目ランキングで20以下だった北京が、2017年度版で17位に順位を上げたと説明している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月26日