3月25日、中国の石油大手2社が2017年度の決算を発表した。国際会計基準で、中国石油化学(シノペック)の2017年の売上高及びその他営業収入は前年比22.2%増の2兆3600億元だった。純利益は512億4400万元に9.9%増加した。
中国石油(ペトロチャイナ)の2017年の売上高は前年比24.7%増の2兆200億元。純利益は190.2%増えたが、金額は227億9800万元で中国石化の半分に満たなかった。
合計すると、石油大手2社の2017年度の純利益は740億4200万元、1日当たり2億300万元で、2016年の1億4900万元に比べ40%増加した。注目点は、石油大手2社が、2018年の石油・天然ガスの需要が全体的に伸び、価格も比較的安定するとの判断から資本的支出を増やしたことだ。
2017年は世界経済が徐々に回復し、中国経済が安定しつつ上向く発展トレンドが続くなか、国際原油価格が第1-3四半期の低迷を経て第4四半期に急上昇した。