2015年10月に開かれた中国共産党第18期中央委員会第5回全体会議(五中全会)で、初めて「健康中国の建設を推進する」方針が打ち出され、国家戦略に格上げされた。新たに改正された『食品安全法』でも特殊食品の法的地位が歴史的に明確にされ、特殊食品の健康かつ持続可能な発展に向けた法的基盤と政策的な保障が確立。2016年に発表された『国民栄養計画(2016-2030)』では、国民の栄養・健康水準の向上と食品の安全性確保に向け、特殊食品産業の成長ビジョンが示された。
劉秘書長は、「中国の特殊食品産業は今が一番の成長期といえる。一連の重要政策による支援を受け、業界が成長する原動力となっている」と述べた。「特殊食品は乳幼児や病人などに用いられるものであり、維持管理や食の安全確保が特に必要とされる。中国の特殊食品に関する管理制度の整備に向け、各界が共に努力すれば、業界環境も良好になり、安全指数も年々向上し、消費者の信頼感も高まるだろう」と述べ、期待感を示した。
統計によると、2017年の国産乳幼児用粉ミルクの合格率は99.1%、保健食品監督抜取検査の全体サンプルの合格率は98.1%と、特殊食品の安全性は過去最高水準に達した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月30日