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中国銀行「人民元国際化白書」、アフリカで人民元の人気が高まる。
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中国銀行はこのほど発表した2017年度「人民元国際化白書」で、「人民元の国際的地位に対する国内外の市場主体の見通しは楽観に向かっている」と指摘した。取材した市場主体（商工業企業、金融機関を含む）の76％は、「人民元の国際的地位は米ドル、ユーロ、英ポンド、日本円などの国際通貨に近づく見込み」だと考えている。これについて、中国銀行ヨハネスブルグ支店の劉全雷・副頭取は、「人民元の国際化は明確な回復傾向を示している」との見方を示した。
「アフリカで人民元国際化の目覚ましい動きが見られる」と、劉全雷氏は自信を見せた。劉氏は人民元のアフリカ市場での発展の歩みを振り返り、これまでの成果を列挙した。◇クロスボーダー人民元の決済・清算量の拡大から、人民元の対主要国際通貨及びアフリカの主要通貨との為替取引相場の提示まで、◇人民元の与信・貿易金融の承認獲得から、人民元による双方向の投資の開始まで、◇域外の金融機関の人民元建て債券への需要喚起から、アフリカの発行体の点心債（中国本土以外の主に香港で発行・流通するオフショアの人民元建ての債券）・パンダ債（中国本土で非居住者が発行体となって人民元建てで発行する債券）を利用した両市場での資金調達開始まで、――アフリカ・南アフリカ市場で、中国とアフリカ・南アフリカ間の貿易・投資の回復と、「一帯一路」イニシアチブの推進に伴い、人民元の市場での人気は高まるばかりだという。
投資家の興味が高まるとともに、アフリカ諸国の通貨当局も人民元に注目している。南アフリカ準備銀行（中央銀行）は2013年に人民元建て債券への投資を始めた。南アフリカ、ナイジェリア、ケニアなどの主要国をはじめとするアフリカ8カ国がすでに人民元を外貨準備に組み入れた。過去2年間のアフリカ中央銀行サミットでは、各国の中央銀行が相次いで人民元を使用した投融資に強い興味を示した。
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