中国資本の金融機関はアフリカの人民元市場の開拓に大きく貢献してきた。中国銀行ヨハネスブルグ支店はアフリカ市場で人民元業務をけん引する銀行を造り上げることに注力してきた。同行は現地の市場主体の人民元への認知度を高めるために、人民元業務のマーケティングの一環として、一連の宣伝広報活動を展開した。9回の「人民元サロン」を相次いで開催したほか、微信プラットフォームで「ヨハネスブルグ中国銀行の人民元トーク」シリーズとして100回に渡り文章を発表し、現地の金融機関と密接に結びつきを強めてきた。2015年7月にアフリカ初の人民元決済銀行に指定されてからは、清算、決済、預金、貸出、現金管理、両替、送金、取引など人民元関連の全業務と商品の取り扱いを開始した。約20カ国のアフリカ諸国をカバーし、人民元金融業務のサービス能力は不断に向上している。
このほか2017年4月に、中国銀行ヨハネスブルグ支店はアフリカ初のオフショア人民元建て債券「彩虹債」を発行し、オフショア人民元建て債券のアフリカ市場への拡張を一段と促進、アフリカでの人民元国際化推進の重要な一里塚となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月30日