「一帯一路」宇宙情報回廊、中国が実務的な措置で推進

「一帯一路」宇宙情報回廊、中国が実務的な措置で推進。

タグ:一帯一路 宇宙事業 気象衛星

発信時間:2018-04-20 15:29:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 国家航天局システム工学司長、国家航天局報道官の李国平氏は「新時代は国際宇宙事業交流に新たなチャンスをもたらし、新たな要求を突きつけた。我々は一帯一路(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)宇宙情報回廊の建設を全面的に推進する実務的措置を講じ、人類運命共同体の構築に貢献する」と表明した。


 李氏は19日に開かれた2018年「中国宇宙の日」記者会見でこのように発言した。李氏によると「一帯一路宇宙情報回廊の建設及び応用の推進加速に関する指導意見」が発表されてから、中国の宇宙技術とサービスは開放と共有を加速している。沿線諸国の経済・社会発展に利益をもたらし、国民間の意思疎通と人文交流を促進し、一帯一路建設の新たな見所になっている。


 「中国国家航天局、気象局はアジア太平洋宇宙協力機構と協力し、軌道上の気象衛星の配置を調整し、同機構加盟国により良いサービスを提供する予定だ。これは一帯一路空間情報回廊を構築する重要な措置だ。建設中の瀾滄江―メコン川宇宙情報交流センターは、中国とタイ、ラオス、ミャンマー、カンボジアが共同建設する、リモートセンシング応用サービスプラットフォームだ」


 「中国は2015年に国家民間宇宙インフラ中長期発展計画を発表し、宇宙インフラと関連するリモートセンシング衛星、通信・放送衛星、地上施設を作ることで、世界の同業者との協力と交流を展開するよう提案した。目標は一帯一路沿線の通信衛星・リモートセンシング衛星のフルカバーで、これにはナビ・測位のフルカバーが含まれる」


 情報によると、中国の嫦娥4号の任務はすでに、オランダやドイツなどの国外科学ペイロード4台を搭載することが決まっている。中仏海洋衛星の開発が順調に進んでおり、今年下半期にも酒泉衛星発射センターから打ち上げられる。中仏天文衛星は実施段階に入る。中国・ブラジル地球資源衛星「04A星」の開発が順調に進んでおり、南南協力の新たなページをめくった。


 今年4月24日は3回目の「中国宇宙の日」で、テーマは「宇宙新時代を共同構築」だ。今年のメインイベントは黒竜江省ハルビン市で行われる。中国工業・情報化部、国防科技工業局、国家航天局、黒竜江省人民政府が共催。開幕式、衛星応用・国際協力フォーラム、商業宇宙国際フォーラムなど一連のイベントのほか、第1回中国宇宙大会が開催される。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月20日  

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