外交部の華春瑩報道官は20日北京で、「現在、中米関係はまさに岐路に立っている。今後の中米関係がどう発展するかは、双方が今、自国と世界、そして絶えず変化する世界における中米関係をどのような目で見るかにかかっている」と述べ、米国内の一部の人間に対し、国際関係に関する理念と見方を刷新し、時代の発展の流れに逆らうのではなく、順応するよう求めました。
米国議会の超党派諮問機関である「米中経済・安全保障審査委員会」がこのほど報告書を発表し、「中国政府が一部の企業によるビジネススパイ活動を支持している可能性がある」として、中興通訊(ZTE)、華為技術(ファーウェイ)、レノボの3社の名前を挙げました。
これを受けて華報道官は「米国の政策は根も葉もない『可能性』にのみ基づくものだ。これはきわめて無責任で、危険なことだ」と指摘しました。
華報道官はまた、「米国は国家の安全を理由に、中米間のハイテク分野の貿易投資に度々制限を設けている。これは国家の安全を言い訳にした、保護貿易の推進である」と非難しました。
「中国国際放送局日本語版」2018年4月21日