米メディアは先ごろ、中国の都市部には25歳から34歳の独身女性が数百万人住んでいると報じた。良質な教育を受けた若年の都市部居住独身女性は、中国経済成長の最大の貢献者だが、彼女たちが中国経済発展のなかで担う役割は軽視されがちだ。
米『フォーブス』ウェブサイトは先般、作家のロスアン・レイクが言うように「こうした女性は、自己実現というピラミッドの頂点に向かって前進するが、未婚女性として中国社会では最下層の人とみなされている」と伝えた。
現在、世界の多くの国と同じように中国の女子は、学校でのパフォーマンスが男子を超え始めた。統計によると、中国各地にいるエリート学生のうち半分以上が女子となっている。
報道によると、重要なのは、今こうした女性が中国経済のなかで大きな役割を発揮していることだ。中国名門大学・清華大学心理学教授の彭凱平氏は、上海浦東区や北京の中央ビジネスエリア(CBD)にある国際企業のうち、70%の従業員が若年の中国人女性と試算した。国内総生産(GDP)に対する中国人女性の貢献率は41%で、北米を含む世界の多くの国を上回っている。生産においても彼女たちは、中国で最も優秀な頭脳の象徴として国の新たな成長を推し進めている。消費では、電子商取引プラットフォームで大量の商品を購入し、ネット通販の販売額増加に大きく寄与している。