ライトハウザー代表によれば、「トランプ政権はアジア・太平洋地域の諸国と二国間FTAを締結することを『積極的に検討』している」という。日本の共同通信社の見方では、安倍政権は日米FTAに対する「かたくなな態度」を崩しておらず、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)こそが両国にとって最良の選択であるとの見方を堅持しているという。
トランプ大統領は昨年1月に就任すると、民主党政権時代に交渉がまとまった多国間自由貿易協定であるTPPからの離脱を宣言した。TPPに参加する日本、オーストラリア、カナダなどの11ヶ国は数ヶ月にわたる交渉を経て、今年3月に米国抜きの11ヶ国による「包括的および先進的環太平洋連携協定(CRTPP)」に署名した。
安倍首相は訪米時、米国に改めて翻意を促したが、米商務省のウィルバー・ロス長官はこのほど米国の消費者向けニュース・ビジネスチャンネルの番組にゲスト出現した際、TPPには「欠陥がある」と述べ、米国が近い将来にTPPへ復帰する可能性を否定した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年5月6日