統計によると、2017年、三菱自動車の中国における車両生産・販売合弁会社である広汽三菱の販売台数が前年比93%増の累計12万1100台に達した。今年第一四半期(1-3月)を見ると、販売台数は前年同期比48%増の3万8300台だった。三菱は、20年までに、生産・販売台数を30万台にまで引き上げたい考えだ。新華網が報じた。
20年までに、生産・販売台数を30万台にまで引き上げるという目標を達成するために、三菱は一連の計画を策定している。新商品という面では今年下半期、新型コンパクトSUV「エクリプス クロス」を中国に投入する。また、19年にも新型車を打ち出すほか、20年に、「RVR」の欧州仕様「ASX」のニューバージョンを打ち出す計画だ。また、ミドルサイズのプラグインハイブリッドSUV・アウトランダーを打ち出す計画だ。新型アウトランダーは3列シートで、走行の性能がさらにグレードアップするという。
細分化されたSUV市場のほか、新エネルギーの分野も近年、自動車メーカーが熾烈な競争を繰り広げる分野になっており、三菱も同分野を強化している。三菱のコベ・バンサン常務執行役員プロジェクトマネージメント本部長によると、現在、三菱は最先端技術を掌握しており、うち、最も力を入れているのがPHEV(プラグインハイブリッド)だ。三菱には現段階で、ピックアップトラック、SUV、乗用車の7車種がある。今後主力となる車種の電気化を一層進め、多くの電気自動車(EV)やハイブリッド車を打ち出し、顧客の選択肢を増やす。