インドネシアのバンバン・ブロジョネゴロ国家開発企画庁長官は、「インドネシアは中国が対インドネシア投資を拡大することを切望している。中国は世界第2の経済大国であり、中国と緊密な経済貿易協力を維持することはインドネシアにとって非常に重要だ」と述べた。
中国が投資するジャカルタ・バンドン高速鉄道は東南アジア第1の高速鉄道だ。完成後、ジャカルタ・バンドン間の所要時間は現在の3時間以上から40分に短縮される。中国の高速鉄道技術と基準・装備を採用した同プロジェクトは、インドネシアの鉄道技術に質的な飛躍をもたらすとともに、インドネシアのインフラ相互接続のレベルを向上させ、沿線地区の「ジャカルタ・バンドン高速鉄道経済圏」構築をけん引することになる。
デジタル経済協力も2国間投資協力の目玉で、中国のインターネット企業はインドネシアで電子商取引市場の展開を加速している。京東・アリババ・テンセントは自社の優位性を活用してインドネシアで資本参加している。これを受けて、毎年11月11日はインドネシアの人々にとっても消費のお祭りとなり、インドネシアの国内消費を押し上げるとともに、インドネシアの中小零細企業約6000万社に発展のチャンスをもたらした。