輸入拡大が一段と加速
今年11月に中国は、初の中国国際輸入博覧会を上海で開催する。中国が自主的に示す市場開放の姿勢は、世界の各国と企業から歓迎されている。4月末時点で、出展契約を結んだ企業は101カ国・地域の約1100社となり、展示面積は18万㎡以上に上る見込み。契約の準備をしている企業を加えると、総数は1800社を超える。
商務部の責任者は、中国が今年、自動車関税を大きく引き下げると同時に、その他の一部製品の関税も引き下げ、国民の需要が比較的集中する製品の輸入拡大を図ることで、「政府調達協定」への加入を加速する方針を示した。
中国は、開放の方針を堅持し、世界へ中国の責任を示しながら中国発展の恩恵を注ぎ込む。向こう15年で中国の商品輸入額は24兆米ドル、受入海外直接投資は2兆米ドル、対外投資総額は2兆米ドルに上る見込み。「中国の対外開放は中国経済と中国国民に恩恵が及ぶだけでなく、全ての貿易パートナーの共同繁栄を伴う。世界の経済と人々に恩恵を及ぼし、人類運命共同体をより緊密にする」と高峰氏は説明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月15日