同紙によると、今回の打ち上げ実験で同社は中国初となる「空気抵抗低減」や「低コスト化」、「無線通信」といった技術革新的な研究を行い、システム設計の簡素化や開発コストの削減に向けた技術基盤を構築したという。
無線通信技術については、ロケットが有線LANからWi-fi(無線)の時代に入ったと指摘。こうした技術はロケットに搭載される電気系機器を50%軽量化、コストを30%削減できるほか、設計周期を60%短縮化できるとしている。
米CNNは16日、ウェブサイト上で、「ベンチャー起業の零壱空間は5月17日、新たな歴史を刻み、中国初の自主開発ロケットを打ち上げた民間企業となった」と報じた。同紙によると、2015年創業の零壱空間は米実業家イーロン・マスク氏率いる宇宙開発ベンチャー「スペースX」とよく比較され、舒暢CEOはマスクCEOの中国版ともいわれる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月18日