経済 > 対外開放の新たな歴史の1ページを開く中国
対外開放の新たな歴史の1ページを開く中国。多様化する消費の選択肢と確かな充足感、その背景には新たな対外開放の重要措置がある。中国共産党第19回全国代表大会報告は、「全面的開放の新たな枠組み形成を推進」するとともに、「経済グローバル化のプロセスに主体的に関与し推し進め、より高度な開放型経済を発展させる」と提起した…
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スーパーでは、アルゼンチンからの新鮮な赤エビに客の手が伸びる。ウェブ上では、ワンクリックで海の向こうのオーストラリアの深海魚油（DHA・EPAサプリ）を取り寄せられる。市場では、フランスの化粧品をたった5日で輸入販売できる。中国の開放の門戸が一段と大きく開かれるのに伴い、消費者の買い物リストはますます国際的になっている。
多様化する消費の選択肢と確かな充足感、その背景には新たな対外開放の重要措置がある。中国共産党第19回全国代表大会報告は、「全面的開放の新たな枠組み形成を推進」するとともに、「経済グローバル化のプロセスに主体的に関与し推し進め、より高度な開放型経済を発展させる」と提起した。
世界に胸襟を開いて懐に抱くなかで、中国は常に発展のチャンスを捉えている。開放と包摂の中国は、国際的な役割分担をしっかり担うだけでなく、市場・技術・資本の恩恵を享受、開放を通じて内生的原動力を喚起するとともに仕組みを整え、飛躍的発展を加速した。
中国の対外開放の歩みは止まらない。中国が世界貿易機関（WTO）に加盟してから、国内外の情勢は大きく変わった。今や中国は世界第2の経済大国となり、高速成長の段階から質の高い発展の段階に転じ、発展方式の転換・経済構造の改善・成長エンジン切換えの難しい時期に差し掛かっている。世界は、世界金融危機の試練を乗り越えたが、反グローバル化と保護貿易主義の台頭に直面している。チャンスを捉えてリスクを回避し、より質が高く高度で幅広い対外開放を実現することが中国の選択した戦略だ。銀行・証券・保険業の外資持株比率の規制を順次緩和し、自動車など製造業の対外開放のスケジュールを明確化、海南の自由貿易区・自由貿易港建設を支持するなど、未来に向かい、中国は再出発の準備を整え、より高度で質の高い対外開放に向け全力で歩みを進める。
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