経済 > 自動車関税引き下げ発表 輸入車ディーラーの反応は？
自動車関税引き下げ発表 輸入車ディーラーの反応は？。テスラが22日にすでに価格を改めたと明確に答えたのを除けば、その他の輸入車4S店の販売員らはいずれも、関連する消費者の問い合わせに対し、「メーカーから価格引き下げの通知はまだ受け取っていない」とほぼ一様に回答している…
タグ：関税 値下げ 車両 資金
中国では最近、自動車関税引き下げのニュースが社会の各方面で話題となっている。北京青年報記者がテスラやアウディ、ボルボなどの4S店（ディーラー）を訪ねて調べたところ、テスラが22日にすでに価格を改めたと明確に答えたのを除けば、その他の輸入車4S店の販売員らはいずれも、関連する消費者の問い合わせに対し、「メーカーから価格引き下げの通知はまだ受け取っていない」とほぼ一様に回答している。
▽テスラディーラー：すでに価格を更新
記者は23日、北京市の芳草地のテスラ直営体験店を訪ねた。店内に展示された車のそばには具体的な価格表示や告知はなかったが、店内の販売員ははっきりと、関税の調整を受け、テスラは22日から全面的に価格を更新したと語った。販売員によると、新たに車を購入する顧客は、まだ車を受け取っていない新たな顧客も、今回の引き下げ後の新価格の適用を受けることができる。
担当者の紹介によると、テスラの各車種の値下げ幅は4万8千元から9万元までまちまち。「Model X P100D」の値下げ幅は9万元を超えた。具体的に見ると、入門編と言える「Model S 75D」の売り値は71万元からで、それまでの75万8900元と比べると、4万8千元下がった。「Model X」シリーズの最高級車種「P100D」は131万5600元からで、それまでの140万6千元から約9万元値下げされた。
テスラ担当者はさらに、「すべての未引き渡し車両についても、新たな関税下の価格で引き渡す。車両がいつつ通関したかは問わない。また少量の新車在庫車も調整後の価格の適用を受けられ、7月1日まで待つ必要はなくすぐに車を持ち帰ることができる」と語った。
販売員は「7月まで待たなくてもいいのは、顧客の引きつけや資金の還流などのため、会社が特別の補助を行うためだ。6月5日までに注文した顧客はさらに、利子の免除や補給などその他の優恵を受けられる」と説明した。
▽一部の輸入車4S店：価格引き下げの通知を受け取っていない
望京橋付近のアウディ4S店では、輸入車の「アウディQ7」に107万1800元の参考価格が付けられていた。販売員の李さんによると、この車種は現在、18％引きの87万9千元で売ることができるが、店内で車検をし、オールリスク保険をかけ、1万5888元の装飾部品を購入することが条件で、それでなければ割引は14％に下がる。関税引き下げが輸入車価格を下げるかについては、李さんは価格引き下げの通知はまだ受け取っていないとし、「どちらにせよ7月1日以降にならなければ関税は引き下がらない」と説明した。李さんによると、しばらく前に付加価値税が17％から16％に引き下げられた時には、「私たちの価格もこれに応じて引き下げられたが、割引も少なくなった」。
アウディ中国はこれまでに、「われわれは、中国による市場開放措置のさらなる推進を歓迎する。自動車市場に対するこの措置の影響を細かく検討・評価し、相応の措置を取る」との方針を明らかにしている。
 |
|
 |
一覧同コラムの最新記事
