紆余曲折経て中国に「戻る」日本企業

紆余曲折経て中国に「戻る」日本企業。

タグ:日本企業

発信時間:2018-05-26 10:08:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

JBIC北京駐在員事務所の越智幹文首席代表によると、同銀行は最近、国外に現地法人を3ヶ所以上設け、そのうちの少なくとも1ヶ所が製造業の工場である日本の企業1001社を対象にアンケート調査を実施した。有効回答企業数602社の回答を見ると、有望事業展開先国として、中国が5年ぶりに1位となったことが、17年最大の変化としている。

この変化は、中国の「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブと密接な関係がある。日本企業は、中国と東南アジアの二者から1つを選ぶ「ゼロ・サム・ゲーム」では決してないことを認識し始めている。実際には、中国や中国企業と良好な協力関係を築いているほうが、「一帯一路」参加国、つまり第三国市場におけるビジネス展開を実現しやすい。

ある日本の大手・商社の役員は取材に対して、「当社は東南アジアや中央アジアで早くから業務を展開しているが、中国のサポートを得れば、ビジネスがもっと好調になると信じている」と語った。

日本企業が中国へ戻っているもう一つの大きな理由は、中国は人件費が高騰しているものの、インフラは東南アジア諸国と比べるとはるかに発展している点。そのため、中国でビジネスを展開するほうが良いという結論に至ったようだ。

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