外国メディアは先ごろ、中国が7月1日から輸入自動車の関税を15%に引き下げると発表したと伝えた。これにより、米国、ドイツ、日本などが恩恵を受けるとの見解を示している。
米『フォーブス』ウェブサイトは5月22日、米国にとって第2の自動車輸出国が世界最大の自動車市場を持つ中国であるため、中国が7月1日から輸入自動車の関税を15%に引き下げるとの発表が、間違いなく良いニュースになると報じた。
報道によると、関税の引き下げは世界に影響を及ぼし、米国のほかにもドイツや日本などが恩恵を受ける見通しだ。しかし、多くの米国人は、現在起こっている中米貿易摩擦に結びつけて解読している。
今年第1四半期の米自動車輸出台数のうち中国は15%を占め、輸出額は20億米ドルに上った。輸出額が中国を上回った国はカナダのみだった。
中国へ輸出される自動車のうち大多数(52%)が、サウスカロライナ州チャールトン港とジョージア州ブランズウィック港から運び出される。この2つの港は米輸出総額の約26%分の貨物を扱う。