「一帯一路」構想は、中央アジア各国に道路や鉄道など交通インフラの発展チャンスを提供する。各国が中国の資金と技術を利用して水力、風力、太陽光エネルギーなどのクリーン発電を開始し、地域生態環境の改善を進めることは、地域情勢の安定を促進し、経済繁栄につながる。
中央アジア各国は、積極的に「一帯一路」建設に参与し、現地と国際世論の称賛を得た。カザフスタン大統領戦略研究所副所長のクシェンカバナフ氏は、同国政府が国内及びクロスボーダー交通インフラの改善を計画する一方、「一帯一路」構想の中央アジア地域での主要目標が中国と中央アジア地域の相互接続となっており、この2つが同じような目標を持っていると説明した。
米カーネギー国際平和財団シニア研究員のステロンスジ氏は、中央アジア各国が「一帯一路」構想を大歓迎しており、地域経済の発展を推進し、社会の安定を増強する上に、持続的な投資をもたらすことを期待していると指摘した。
ロシアの学者、モルドビノワ氏は、中国の構想と中央アジア国家が共鳴を起こしたとの見方を示す。同地域の各国が外部の投資と自国のインフラ発展を必要としており、共通の利益が中央アジア国家と中国のハイレベルな協力につながったとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月4日