経済と社会が発展するには、まず交通インフラの整備が必要だ。今年に入ってから中国の交通インフラ建設は、多方面でブレークスルーを果たし、重大民生プロジェクトと重要分野のプロジェクトが大きく進んだ。
6月20日午前、世界最大の海上橋梁施工プラットフォームで建設作業員600名超が立ち会うなか、鼓嶼門水道橋の左側主塔が完成した。これにより、平潭海峡道路・鉄道大橋は最後の主塔が完成し、中鉄大橋院の設計、中鉄大橋局の工事による中国初の海峡道路・鉄道大橋の建設が大きな成果を上げた。
中国国家統計局が発表した5月の中国主要経済指標によると、1-5月の全国固定資産投資は前年同期に比べ6.1%増加した。うち公共施設管理業は8.6%増、道路運輸業は14.8%増だった。
交通運輸部部長の李小鵬氏は、2018年が交通強国建設の着手年になると説明する。今年の交通運輸固定資産投資額は、前年目標と基本的には横ばいとなる見通しだ。今年は高速道路の新規整備が5千km、国・省幹線道路の改造が1万6千km、農村道路の改造が20万kmに上る見込み。供給側構造改革が深まり、物流コストが一層低下すれば、投資と市場環境はさらに最適化する。