鉄道投資は今年もかなりの規模を保つ見通し。中国鉄路総公司総経理の陸東福氏は、今年の全国鉄道固定資産投資額が7320億元、うち国家鉄道が7020億元に上る計画を明らかにした。新路線は4千kmが敷設され、うち3500kmが高速鉄道になるとしている。
西南交通大学首席教授の張衛華氏は、キャッチアップからリードへ、技術輸入から規格輸出へと、高速鉄道に代表される中国の交通インフラ研究と応用技術が、成功の道を歩んでいるとの見方を示した。世界で最も早い真空高温超電導リニア模型車試験ラインが成都市に建設中で、今年末までに完成し、試験・測定が始まると説明している。
「小康社会を実現するために、交通が原因で後れを取る地方があってはならない」。李小鵬氏は、交通当局が今後、交通による貧困扶助と貧困脱却、総合交通インフラネットワークの高度化、運輸サービスの向上、グリーン発展の推進、安全発展の強化という5つの面に注力する方針を示した。2020年までに、貧国地区に国家高速道路幹線を開通し、一定の条件を満たす県都所在地の小都市に二級以上の道路を整備する。また、地方をスムーズに結ぶ「幸福小康路」の建設を加速し、2019年末までに郷・鎮と行政村の道路を舗装する。