中国共産党中央政治局委員で国務院副総理を務める劉鶴氏は6月25日、北京で欧州委員会副委員長のカタイネン氏と共同で第7回中国・欧州経済貿易ハイレベルフォーラムを主宰した。
双方は、「グローバル化の支持と推進、中国・欧州協力の深化と拡大」をテーマに、深く、実践的、高効率で、豊富な成果のある議論を行い、世界経済ガバナンスの改善や、多国間貿易メカニズムの維持、貿易投資の自由化と簡便化の推進のほか、デジタル経済、電子商取引、循環経済、プラスチック汚染防止・解消、気候変動対応、農業、金融業などの協力強化をめぐり、多くの成果とコンセンサスをまとめた。これによって、第20回中国・欧州首脳会談経済貿易部門の準備が整った。
また、自国中心主義と保護貿易主義に反対し、その世界経済に及ぼす打撃と衰退の影響を防止するとの認識で一致した。世界貿易機関(WTO)を核に規則をベースとした多国間貿易メカニズムを共同で維持し、開放、包摂、インクルーシブ、バランス、互恵・ウインウインの経済グローバル化を進めることを確認した。