中国鉄路総公司が発表した情報によると、新型高速列車「復興号」の運行から1周年となる6月26日現在、旅客輸送量が延べ4130万人に達した。1日当たりの乗車率は最高97.6%に達した。
復興号(7往復)が昨年9月21日、京滬高速鉄道で時速350キロの運行を開始した。北京・上海間の移動時間を4時間半前後に短縮し、世界の高速鉄道運行の新たな基準を打ち立てた。京滬高速鉄道の復興号はこの1年に渡り、その短い移動時間と高品質サービスにより多くの旅客を集めた。平均乗車率は94%で、その他の同区間の列車を17.5ポイント上回った。始発・終点の時間遵守率は98.7%・94%に達した。旅客の移動の効率を高め、旅行体験を改善したほか、沿線の経済・社会の発展促進に向け積極的な力を発揮した。大きな経済効果、総合的な社会効果が出た。
鉄道部門は統一的な調整を強化し、進捗を合理的に計画しつつ、復興号の運行範囲を徐々に拡大する。復興号を故郷までという人々の願いを叶えるため努力する。高速列車の生産の進度に基づき、この1年に渡り復興号を北京・天津・河北地区や長江デルタで運行に投入し、沿線の旅客から好評を博し、さらには供給が追いつかない状況も生じた。鉄道部門は今年以降、「春運(旧正月前後の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)」や運行ダイヤ改正などのチャンスを利用し、太原市、西安市、成都市、瀋陽市、昆明市、アモイ市、合肥市、深セン市、蘭州市などで復興号を増発している。7月1日の改正運行ダイヤの導入に伴い、全国の復興号の運行量は現在の114.5往復から170.5往復に増加し、23の直轄市・省都・自治区首府に到達する。