鉄道部門は復興号の運行を契機とし、運輸サービスの供給改善を続けている。オンライン食事予約、駅スマートナビゲーション、旅客の「乗り換え接続」、微信による決済、動車組の席の自主選択、ポイント制など一連の新サービスを打ち出し、旅客の移動の利便性を高めている。復興号の京滬高速鉄道における運行・管理の経験を全面的に総括し、全国鉄道における復興号のサービスフローをさらに規範化している。関連鉄路局集団公司は運輸サービスの作業の実情と結びつけ、重点旅客サービス、二ヶ国語放送サービス、常用旅行用品の提供といった一連の新サービスを打ち出し、旅客の移動体験を改善している。また京滬高速鉄道で最も早く提供された全国最速の「極速達」高速鉄道速達サービスは、北京〜上海の10時間「ドア・ツー・ドア」配送を実現し、中国最速の速達サービスとなった。復興号の豊富で高品質な運輸サービスはこの1年に渡り、旅客の移動の充実感を強め、称賛を浴びている。
鉄道部門は市場の需要と科学技術の発展の流れに基づき、製造企業、科学研究所・研究院、大学と共同で動車組の技術革新に取り組んでいる。速度レベルの異なる、各種環境の需要に応じた国産化・標準化高速列車シリーズを開発している。市場の需要をより良く満たし、人々の移動により多くの選択肢を提供している。16両編成のロング版復興号が今年7月1日、京滬高速鉄道で運行を開始し、これに続き京広高速鉄道、滬昆高速鉄道などでも運行を開始する。時速350キロスマート版復興号の開発作業が順調で、年末にも完成車の試験製造・組立が完了し、来年上半期に調整・試験・検証を終える。時速250キロの復興号は施工・設計・試作の段階に入っており、試作品が年内にラインオフする見通しだ。時速160キロの動力集中型復興号は型式試験を実施中で、量産化にまた一歩近づいた。復興号シリーズの豊富化は、人々の美しい旅行生活の需要を満たし、中国鉄道ブランドのイメージをさらに確立し、中国製高速鉄道の海外進出を促す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月28日