統計によると、2018年4月時点で中国が世界貿易機関に控訴した案件は17件、うち8件が解決。訴えられた案件は27件、うち23件が解決した。また、中国は自主的に起訴し、少数の世界貿易機関加盟国による不公正なやり方を阻止し、自身の貿易利益と世界貿易機関の規則の権威を維持した。
多国間貿易体制を守るには、発展途上国の加入に尽力する必要がある。世界の発展不均衡には十分な矛盾があり、南北で差が大きい。このような歴史条件の中で、発展途上国、特に最も発展が遅れている国が国際貿易で受益できるようにし、経済成長を実現させることは世界貿易機関の目的の1つである。世界最大の発展途上国である中国は、発展途上国がグローバルバリューチェーンの分担、国際経済貿易管理などへの参与で直面する困難に配慮し、貿易で2030年の持続可能な発展目標の実現に貢献できるよう努める。中国は発展途上国、特に最も発展が遅れている国への支援を強化し、南北の発展の差の縮小を促す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年7月2日