中国経済2018年後半戦の順調な推移に向け、ポジティブな要因が増えている。
経済運営が安定の中で改善に向かっている。マクロ経済は安定し、GDP成長率は11四半期連続で6.7-6.9%の区間を維持、5月の都市部失業率は前月比でも前年同月比でも0.1ポイント改善している。ミクロ経済は活性化し、1-5月の全国新規登録企業は前年同期比で12.3%増加、社会全体の電力消費量・鉄道貨物輸送量などの物理的指標は増加傾向を維持した。信頼感が高まった。中国人民銀行(中央銀行)が発表した第2四半期企業家信頼感指数が前年同期比で10.4ポイント上昇した。
発展の質が着実に向上している。収益は好調で、1-5月の全国一定規模以上工業企業の利益が前年同期比で16.5%増加し、伸び率は1-4月より1.5ポイント加速した。原動力は充実し、1-5月の新エネルギー自動車生産量が前年同期比85.3%増加、産業用ロボットは33.7%増加、ネット通販売上高は30.7%増加した。イノベーション力が高まり、1-5月のハイテク製造業とサービス業の投資成長率はそれぞれ9.7%と12.2%に達し、国内の発明特許出願数は56万件、承認数は13.9万件に達した。