中国物流・購買聨合会と中国国家統計局サービス業調査センターの発表によると、6月の中国製造業購買担当者指数(PMI)は51.5で、前月に比べ0.4ポイント下がったが、51以上の比較的高い水準を保った。また、中国非製造業商務活動指数(PMI)は前月を0.1ポイント上回る55だった。総合的にみて、中国経済は引き続き安定して運営されているが、需給と輸出入が下向くトレンドには注意を要する。
6月は、市場の需給が全体的に均衡を保ち、生産指数と新規受注指数が比較的安定して高い水準を維持した。生産指数は53.6と、前月から0.5ポイント下がり、前年同期を0.8ポイント下回った。また、新規受注指数は53.2で、前月から0.6ポイント下がったが、前年同期よりも0.1ポイント高かった。生産指数と新規受注指数の差は0.4ポイントと、合理的な水準を保っている。
中国物流・購買聨合会は、ここ数カ月のPMIと合わせて、上半期の中国経済の運営が基本的に安定しているとの見解を示した。供給側構造改革と経済の強靭性が相互に促進される好循環ができあがり、経済のハイクオリティな発展を加速する十分な余地と原動力をもたらしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月2日