中国商務部の高峰報道官は12日、今年上半期の全国外資導入状況を紹介した。うち自由貿易試験区が全国の外資増をけん引し、13%の割合を占めた。うちASEANからの実行ベース外資導入額は前年同期比24.4%増、「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)沿線国からは24.9%増。
(一)企業新設が急増を維持し、実行ベース外資導入額が緩やかに増加した。上半期に全国で新たに設立された外資系企業数は前年同期比96.6%増の2万9591社で、実行ベース外資導入額は1.1%増の4462億9000万元(米ドル換算で4.1%増の683億2000万ドル)。6月に全国で新たに設立された外資系企業数は前年同月比92.3%増の5565社で、実行ベース外資導入額は0.3%増の1007億元(米ドル換算で5.8%増の156億6000万ドル)。
(二)ハイテク製造業が成長をキープし、製造業の実行ベース外資導入額は前年同期比4.9%増の1348億3000万元に達し、30.2%を占めた。ハイテク産業の実行ベース外資導入額は1.6%増で、20.9%を占めた。ハイテク製造業の実行ベース外資導入額は25.3%増の433億7000万元で、うち電子・通信設備製造業は36%増、コンピュータ・事務用設備製造業は31.7%増、医療機器・設備製造業は179.6%増。ハイテクサービス業の実行ベース外資導入額は500億3000万元で、うち科学技術成果転化サービスは22.2%増。