中国の中央企業(中央政府直属の国有企業)の2018年6月の利益は前年同月比26.4%増の2018.8億元に上った。単月ベースで初めて2000億元台に乗せ、過去最高益を更新した。
6月単月だけでなく、1-6月の上半期ベースでも中央企業の経営状況は「穏中向好(安定を維持しつつ改善に向かう)」傾向で推移。売上高、利益とも大幅に伸び、過去最高を更新、好決算を出した。中央企業の1-6月の売上高は前年同期比10.1%増の13.7兆元、増加値(付加価値額)は7.5%増の3.5兆元、利益は23%増の8877.9億元、税金・費用の納付総額は10.3%増の1.2兆元だった。
大口商品価格の反転、需給調整の最適化、産業構造の継続的な高度化、中高価格帯製品のシェア拡大、収益性の着実な向上などが背景にある。中央企業の1-6月の月次売上高はいずれも前年同月を上回り、4カ月連続で2兆元以上で推移、月次利益も4カ月連続で1500億元を上回った。