中国の貿易戦争の決意、見誤ったトランプ氏

中国の貿易戦争の決意、見誤ったトランプ氏。

タグ:貿易戦争

発信時間:2018-07-19 10:16:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 トランプ氏らの重大なミスは、「経済のてこ」に関するものだ。中国の対米輸出が輸入を上回ることから、トランプ政権は自分たちが有利と考えた。ヘリテージ財団会員、トランプ氏の元経済アドバイザーのスティーブン・ムーア氏は「米国市場に入る道を失えば、中国経済は成長できない」と述べたが、事実は正反対で、中国は今や12兆ドルの経済国になっており、弱いとは言えない。米マクロ経済調査会社Capital Economicsの中国問題シニアエコノミストは、11日に発表した報告書の中で、2500億ドルの輸出品が中国の国内総生産(GDP)に占める割合は1.3%のみであり、関税がもたらす損失は中国のGDPの0.5%ほどとした。これは小さな数ではないが、中国政府が妥協するほどでもない。

 

 米国の追加関税が誰に損失をもたらすかについて、トランプ氏は理解していない。トランプ氏は、中国企業と労働者が最初の被害者になると考えているが、世界のサプライチェーンを無視している。J.P.モルガン・アセット・マネジメント世界市場担当者は、「米国が追加関税を導入している輸入品の価値の圧倒的多数が、中国ではない他国によって創出されている」と指摘した。

 

 貿易戦争は米国の消費者と企業に損失をもたらす。米国国内の雇用、利益、経済成長が犠牲になり、金融市場を苦境に陥れる。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月19日




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