米国の「ロブスター州」、中米貿易関係の回復を願う

米国の「ロブスター州」、中米貿易関係の回復を願う。

タグ:中米貿易

発信時間:2018-07-23 10:19:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 夏の港に風が拭き、米国のロブスター販売シーズンが訪れようとしている。ところがロブスター業者のトム・アダムスさんは、これを喜べない状況だ。「今年の商売は厳しいだろう」

 

 アダムスさんが暮らすメイン州はアメリカ大陸の東北の角に位置し、南部は大西洋に隣接し、ロブスターが特産品として知られている。アダムスさんの会社はロブスター輸出貿易を主業務としており、昨年はそのうち約4分の1が中国人の食卓にあがった。

 

 ところが中国と米国の経済・貿易摩擦のエスカレートにより、アダムスさんのような米国のロブスター業者は急成長する市場を失う可能性があある。メイン州ロブスター業者協会の会長は、新華社記者に「メイン州のほぼ全員が影響を受ける。どの家庭もロブスターで生計を立てているからだ」と話した。

 

しかし昨年9月、カナダがEUに輸出する生きたロブスターの関税が撤廃され、米国のロブスター業者は大きな伝統的市場を失った。アダムスさんは「当社の今年の対欧州輸出量に極めて大きな影響が生じた」と述べた。

 

 幸いにもまだ中国があった。米国のロブスターは現在、中国の1・2級都市のレストランやスーパーでよく目にすることができる。統計データによると、米国が2017年に中国に輸出した生きたロブスターは、価値にして2007年の178倍の約1億2800万ドルにのぼり、米国のロブスター輸出総額の約2割を占めた。



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