中米貿易摩擦、米国車が最大の損失を被る

中米貿易摩擦、米国車が最大の損失を被る。

タグ:中米貿易 摩擦 米国車

発信時間:2018-07-24 14:22:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 テスラ・モーターズは先ほど、上海臨港管理委員会、臨港集団と電気自動車(EV)プロジェクト投資協定に署名した。協定によると、テスラは臨港地区で単独投資により、研究開発・製造・販売などの機能を一体化させるギガファクトリーを建設する。同プロジェクトはEVを年間50万台製造する予定で、上海の史上最大規模の外資製造業プロジェクトとなる。メディアは、上海が双方の協力の勝者になるとしている。実際には、真の最大の勝者はテスラだろう。

 

 米国高級EVの代表であるテスラは創業以降、多くのファンを集めている。創業者のイーロン・マスク氏は到るところでテスラ旋風を巻き起こしている。しかし超人気ぶりとは対照的に、テスラは赤字の泥沼でもがき続けている。

 

 テスラの中国進出という情報はすぐに、人々のテスラに対する悲観ムードを変えた。テスラの昨年の世界販売台数は10万3000台で、うち中国が15%の1万4900台に達した。中国はテスラにとって最大の海外市場になっている。中国は世界最大の自動車生産・販売市場であり、特に新エネ車は毎年数倍のペースで成長している。テスラが現地生産を実現すれば、販売台数が急増する。中国がテスラを必要としているというよりも、テスラが中国市場という命綱を必要としている。そのためテスラが最大の受益者と言っても唐突ではない。

 

 実際に、中国から利益を手にする米国自動車メーカーは、テスラだけではない。クライスラーと北汽集団による初の合弁会社の北京ジープから今日のテスラ中国進出に至るまで、米国自動車メーカーは中国市場で莫大な利益を創出した。合弁6社の中国側親会社が提供したデータによると、米国自動車メーカーの平均販売利益は8.6%で、業界全体の7.1%を大幅に上回っている。ゼネラル・モーターズ(GM)を例とすると、GMの昨年の世界売上は9472億元で、赤字は109億8000万元。GMの中国合弁企業(上汽GM、上汽GM五菱)の売上は3674億元、利益は279億9000万元。GMは133億3000万元の利益を配当された。




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