アメリカニンジン農場農家のクリフさん
ウィスコンシン州マラソン郡のアメリカニンジン農場農家のクリフさんは「米国の中国製品への追加関税は、正確なことではない」と述べた。
ウィスコンシン州アメリカニンジン協会が発表した情報によると、同州のアメリカニンジンの年間生産高は3000万ドルにのぼり、栽培されたアメリカニンジンの85%が中国に輸出されている。うちマラソン郡は米国でアメリカニンジン農家が最も密集している地域だ。そのため中米貿易摩擦で最も大きな衝撃を受けている。
同協会の会長は「マラソン郡は全米のアメリカニンジンの95%を生産している。アメリカニンジン産業は郡全体の経済にとって極めて重要だ。これには多くの労働力が必要で、除草、種子の摘み取りなどは人の手で行わなければならない」と述べた。
同氏は「中国との正常な貿易関係の回復は、米国のアメリカニンジン産業及び現地の経済にとって極めて重要だ。中国市場を失えば、政府からの補助金があっても、アメリカニンジン産業を維持することは困難だ。また現地で同産業に従事する労働力による大規模な失業が生じ、経済が深手を負う」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月1日