中国農業・農村部が発表した情報によると、中国はサンプル調査及びモニタリングの監督管理を強化し、2018年国家農産物品質安全リスクモニタリング計画を調整・改善している。上半期には全国153の大・中都市の92品種・2万件弱のサンプルがモニタリングされた。検査測定項目は従来の94から122に増加した。主要農産物の定例モニタリング合格率は97.1%に達し、農産物の品質が安定的に向上している。農産物の安全情勢は引き続き好転している。
中国農業・農村部農産物品質安全監督管理局の広徳福局長は「項目が30%弱増加したにも関わらず、農産物定例モニタリング合格率が97.1%に達したことは、中国の農産物品質安全水準が良好な発展を維持したことを示している。今年に項目を拡大したのは、主に農薬や動物用抗生物質などの農産物の安全水準への影響に関するモニタリング項目を増やすためだ。モニタリングの科学性、有効性、権威性、被覆性がさらに向上した」と指摘した。
モニタリングで不合格の農産物が見つかったら、どのように処理するのだろうか。
広氏は「問題品については、絶対に許さない態度をとる。問題が多く合格率の低い省については重点的に監督する。不合格品については販売を禁止し、処分や無害化処理などの措置を監督することで、不合格の農産物の市場流入を断固阻止する。農薬、『瘦肉精』(赤身剤)、動物用抗生物質など7つの特別改善行動を強化する。行政・法執行と刑事司法の連携を拡大し、違法行為を厳罰に処する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年8月5日