中共中央政治局会議が下半期の経済活動の方針を定めると、中央銀行は8月1日に2018年下半期活動テレビ会議を開き、未来の取り組みの重点を計画した。中央銀行は金融政策について、穏健な金融政策を実施し、通貨供給の調節弁を把握し、予備的調整と微調整を強化し、流動性の合理的な充足を維持するとした。アナリストは「中央銀行の表現は全面的な緩和という説を否定した。将来的にはさらなる預金準備率引き下げの可能性があるが、そのいずれも特定のターゲットを持つことになる」と指摘した。
注目すべきは、穏健な金融政策に再言及すると同時に、中央銀行の表現に「流動性の合理的な安定を維持」「流動性の合理的な充足を維持」という微妙な変化があったことだ。具体的に見ると、今年第1四半期の金融政策執行報告で使用された表現は「穏健かつ中性の金融政策を実施し、予想の誘導を重視し、流動性の合理的な安定を維持」だ。金融政策委員会2018年第2四半期例会で、中央銀行の表現は「穏健な金融政策の中性を維持し、引き締めと緩和を適度にし、通貨供給の調節弁をコントロールし、流動性の合理的な充足を維持」に変わった。
7月23日の国務院常務会議では、マクロ政策の安定を維持し、超量的緩和の回避を堅持し、穏健な金融政策は引き締めと緩和を適度にし、民間の資金調達規模と流動性の合理的な充足を維持し、金融信用貸付政策の伝導メカニズムの流れを良くすると強調された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月6日