中国の貿易総額、上半期は14.12兆元で前年比7.9%増

中国の貿易総額、上半期は14.12兆元で前年比7.9%増。

タグ:中国の貿易

発信時間:2018-08-06 15:29:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 今年に入り、中国の貿易は急成長を実現し、質と効果ともに向上している。国際環境の不確定性により、貿易を安定させることは困難となっている。貿易の安定は、7月31日に開かれた中国共産党中央政治局会議で「6大安定」作業の1つに挙げられた。


上半期の貿易は安定成長


 中国社会科学院世界経済・政治研究所の高淩雲研究員は、「今年上半期、中国の貿易発展傾向は良好で、輸出入は急増し、貿易発展の質と効果が大幅に向上し、持続的な安定の基礎を固めた」と述べた。


 税関総署の黄頌平報道官によると、上半期は世界経済が引き続き回復し、国内経済は安定し、中国の貿易の比較的速い増加を後押しした。1~6月の中国の貨物貿易総額は14兆1200億元で前年同期比7.9%増。うち輸出額は7兆5100億元で4.9%増、輸入額は6兆6100億元で11.5%増、貿易黒字額は9013億2000万元で26.7%減少した。


 中国の3大貿易相手との貿易も増加を維持し、上半期のEU、米国、ASEANとの貿易はそれぞれ5.3%、5.2%、11%増加し、3国の合計は中国の貿易総額の41%を占めた。また、中東欧16国との貿易は14.7%増加し、全体的な伸び率を6.8ポイント上回った。


全体的に見て貿易発展のチャンスは試練より大きい


 近ごろ、一部の国際機関は世界経済成長の予想を維持すると同時に、予想される下降リスクも提示している。一部の国の一国主義、保護貿易主義は世界貿易の安定した発展に新たな試練をもたらす。


 黄頌平氏は、「上半期の貿易はまずまずで、下半期は外部環境が大きく変化し一部の新たな問題と試練に直面するが、安定は経済運行の基本面であるため、対応できるだろう」との見解を示す。


 商務部研究院外貿所の梁明所長は、中国の貿易の外部条件は全体的に有利だと話す。国際通貨基金は2018年の世界経済成長率予想を3.9%に引き上げ、世界貿易機関は18年の世界貿易量増加予想を4.4%に引き上げ、主要国際機関は今年の世界経済と貿易成長を楽観視しているとわかる。


 中国貿易促進会研究院の趙萍研究員は、「さらに重要なのは、貿易の発展の内的原動力が強まっていることである。中国の貿易サプライサイド構造性計画の推進に伴い、貿易商品の構造が持続的に合理化され、市場多様化および貿易便利化が進み、貿易の新たな原動力が蓄積されている。多くの貿易企業が市場多様化のニーズに積極的に対応し、貿易の新業態と新モデルを模索し、越境EC、市場調達貿易、貿易総合サービス企業なども急発展している」と話す。


 趙萍氏は、中国の貿易企業はコストなどの伝統的な優位性が弱まり、激しい国際競争の中で注文を勝ち取るには国際市場の新ニーズに着目し、コア技術を開発し、自主ブランドを強化し製品の質を高め、貿易競争の新たな「セールスポイント」を構築することで「中国製造」から「中国創造」「中国ブランド」中国サービス」へのアップグレードを実現する必要があるとの見解を示した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年8月6日


 

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで