木材輸出大国・日本の「造林神話」にさまざまな問題

木材輸出大国・日本の「造林神話」にさまざまな問題。

タグ:日本木材輸出

発信時間:2018-08-06 15:33:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「日本の木材輸出量が過去最高を更新した。主に中国に売られている」。日本のメディアが最近伝えたこの情報が、多くの中国人を大いに驚かせた。日本は森林保護に非常に力を入れている印象があり、「自国の国土に茂った樹木をことのほか大切にして、割りばしなどにするなどもってのほかで、割りばしの材料は主に中国から輸入している」という見方もあった。「森林保護大国」から「木材輸出大国」への突然のイメージ転換に対し、人々は疑問を抱かざるを得ない。「環球時報」が伝えた。

日本では国土面積の70%を山岳地帯が占め、面積の少ない森林は極めて重視されてきた。早くも明治維新に先立つ17世紀の江戸時代に、「山は国の宝、山が衰退すれば国も衰退する」といった見方が出ていた。だがこうした素朴な環境主義思想では工業化時代の流れに根本的にあらがうことはできなかった。明治維新後、日本は近代化プロセスを急ピッチで展開し、木材需要も急激に上昇し、森林が大量に伐採された。

特に軍国主義の傾向がますます高まるのにともなって、木材需要はさらに急激に増加した。第二次世界大戦の後期には、石炭、鉄、石油などの戦略資源が深刻な不足に陥った日本は森林を「万能薬」にするしか手立てがなくなり、松を大量に伐採し、松の根っこも掘り起こしてガソリンの代替品を精製したり、金属がないので代わりに木製の飛行機を製造したりした。統計によると、日本の森林の年間伐採面積は1932年に42万ヘクタールだったのが、45年は80万ヘクタールに急増し、にもかかわらず手に入った木材の量は急速に減少していった。ここから当時の日本の森林資源が戦争によって枯渇の危機に直面していたことがわかる。

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