猛暑で大連のナマコが大量死 経済損失68.7億元

猛暑で大連のナマコが大量死 経済損失68.7億元。

タグ:ナマコ養殖産業

発信時間:2018-08-06 16:14:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 遼寧省は連日の高温に見舞われ、一部地域では気温が40度を超え、稀に見る高温によりナマコ養殖産業が前代未聞の大打撃を受けている。遼寧ナマコの主要生産地である大連市では大量のナマコが死亡した。


 養殖業者によると、同養殖場は1日に死亡したナマコ1000キログラム以上を引き上げ、その多くが高温により水面に上がる前に死亡した。


 大連のナマコ養殖業者の于暢さんは、「ナマコは高温に弱く涼しさに強い。高温だと水になり目に見えなくなる」と話す。于暢さんは大連でナマコの養殖を10年以上しており、養殖面積は約1000ムー、年間生産量は2000~2500万キログラムになる。しかし今年は高温により生産量は90%減少することが予想される。于暢さんは、平年の海水温度は25~26度だが、今年は午後2時から3時に36~37度になり、30度にもなればナマコは耐えられないと話す。


 漁業部門によると、持続的な高温により、遼寧省の多くの地域の養殖場で7月23日からナマコが酸欠や溶けるなどし、28日には水深7メートル以内の養殖場で大量死するというケースが発生している。


 于暢さんによると、引き上げたナマコは販売の基準に満たさず、加工して自分で食べるか知人にあげるしかない。遼寧ナマコの現在の最低市場価格で計算すると、今年の損失額は1000万を超える。


 現在、多くの養殖業者がダイバーを雇い、引き上げて救出している。あるダイバーは、多くの死亡したナマコが粘つき、捕まえるのが困難と話す。


 遼寧省海洋漁業庁によると、遼寧省のナマコ養殖面積は184万4000ムーで、養殖池は98万5000ムー。概算統計では、被害面積は95万ムー、損失量は6万8000トン、直接的経済損失は68億7000万元になる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年8月6日

 

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