「『ボトムライン思考』を強化するために実質的な措置を講じ、中国経済発展が直面する不確定性に全力で対応する」。発改委は8月1日開催の全国発展改革系統テレビ会議で、改革のボトルネックとイノベーション発展の制約という障害を急いで乗り越える方針を示した。重点分野とカギとなる部分に関する改革のブレークスルーを推進し、経済体制改革の深化に注力することで、供給側構造改革などを深めていく。
商務部は8月1日から2日にかけて開いた2018年年央党組拡大会議で、あらゆる手段を講じて貿易の安定化、外資利用の安定化、消費拡大、通年商務活動の主要目標の達成を目指すことを確認した。会議では、自由貿易試験区の改革イノベーション深化、自由貿易港の建設、中米貿易摩擦の適切な処理などについて方針が定められた。
先般開催された中央政治局会議では、穏中求進の全体基調を堅持し、経済運営を合理的な水準に保つ方針が示された。統一と協調の強化、政策シナジーの形成、正確な施策、着実でち密な取り組みを進める。具体的な内容は以下の通り。一、経済の安定的で健全な発展を保つ。二、不足分野の補強を供給側構造改革深化の重点任務とする。三、金融リスクの防止・解消と金融の実体経済への寄与を結びつける。四、改革開放を推進する。五、不動産市場の問題解決を着実に進める。六、民生保障と社会安定を図る。
また、積極的な財政政策と穏健な金融政策を堅持する方針や、政策の予測性、柔軟性、有効性を高める方針が打ち出された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月6日