中国の国家外貨管理局報道官は6日、「今年第2四半期のわが国の国際収支の速報値を見ると、国際収支はほぼバランスを維持しており、準備資産が増加している」と述べた。
具体的に見ると、主に次のような新たな特徴が見られる。
(一)経常収支の黒字。うち貨物貿易の黒字が拡大し、サービス貿易の赤字が安定している。第2四半期の経常収支は58億ドルの黒字で、うち国際収支基準の貨物貿易黒字は1042億ドル。サービス貿易は737億ドルの赤字で、観光、運輸、知的財産権使用料が依然として主な赤字項目となっている。
(二)非準備性金融収支が黒字を維持し、越境資本が純流入の流れを引き継いだ。第2四半期の非準備性金融収支は182億ドルの黒字で、越境資本は2017年第1四半期からの純流入の流れを引き継いだ。
(三)対中直接投資が大規模を維持。第2四半期の直接投資純流入は299億ドル。うち対外直接投資による純流出は287億ドル、外国の対中直接投資による純流入は586億ドルで、大規模を維持した。