「今までの努力と投資が無駄になった」
「米国の魂を捨てなければならないのか?」。特産品のバーボンウイスキー製造業者も強烈な危機感を抱く。ケンタッキー州はトランプ氏の票田だが、大豆農家とは異なり、補助は行われない。これまで欧州向け輸出に頼ってきたため、ある業者は「これまでの努力と投資が無駄になった」と嘆いている。
もし、巨大市場の欧州と中国が25%の報復関税を課せば、昨年最高記録を更新したバーボンウイスキーの輸出拡大の勢いが削がれることになる。「非常に大きな打撃だ」と不満を抱え焦りをにじませた。
トランプ氏の支持者が多い地方は実業が比較的少なく、廉価に生活必需品と食品を供給する「1ドルショップ」が人気だ。ただ、その商品の多くは中国製で、関税が上がれば商品価格に及ぶ影響は避けられない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月7日