中国の国家発展改革委員会投資司と中咨工程有限公司などでつくる調査チームは7月31日から今月2日にかけて、河南省、湖北省、江西省のインフラ投融資状況を実地調査した。またインフラ投融資メカニズムの革新、地方政府融資平台公司のモデルチェンジの推進などに対する各部門の意見と提案を募った。
データを見ると、今年上半期の中国製造業民間投資増加率(前年同期比)は7.7%で、29カ月ぶりの高水準となった。道路・水路建設の固定資産投資額は1.4%増の9805億5000万元で、今年の1兆8000億元の目標の54.5%まで到達した。
中国国際経済交流センター経済研究部の劉向東研究員は、証券日報のインタビューに対して「政府にとって、投資安定を最も直接的に反映するのは、インフラ投資の安定だ。そのため下半期の投資は交通、水利、電力、都市部管路網などの重大インフラの建設に重点的に焦点を絞る。農村部のインフラ改善も投資の重点分野となる」と分析した。