国泰君安研究所の解運亮アナリストは、海外投資誘致の効果に期待できるとの見解を示す。「現在、米国株の評価は高く、投資家の圧力も大きい。中国株式市場の評価はまだ低く、低下余地は限られており、底をついた後に価値が上昇し始める」と述べた。
武漢科技大学金融証券研究所の董登新所長は、「外資のA株市場参入に期待できるが、実際にどれほどの資金が入るかは国内市場の規範・基礎制度の構築がどれほど認められるかで決まる」との見解を示す。
国泰君安証券グローバルチーフエコノミストの花長春氏は上海証券報の取材に対し、「A株のMSCI指数における比率を高めるには良好な制度が必要。我々は発行、上場廃止の制度改革を進めており、これは外資の増加につながる」と述べた。
花長春氏は、証券監督管理委員会の5大措置にある「国有企業、金融企業を含む上場企業の法に基づいた従業員持株計画を奨励する」という措置の実質的意義は大きく、従業員持株制度の実施は経済全体に非常に重要で、株式市場の長期的制度の構築にも重要だとの見解を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月12日