中国証券監督管理委員会(証監会)は先ごろ会議を開き、党中央国務院の経済情勢分析と各種任務構想に関する要求を実行することを確認した。滬倫通(上海・ロンドン・ストックコネクト)については、各種の準備作業を進めて年内の開始を目指しており、中国A株のFTSE Russell国際指数採用を後押しし、MSCI指数における比率を高める。このニュースはA株市場にどのような影響を及ぼすのだろうか?
これについて経済日報・中国経済網財経評論員の王駝沙氏は、「中韓財経連戦・滬港通」の番組で、A株に比較的大きな影響を及ぼすとの見方を示した。
実際に、滬倫通の適時性が非常に強く、年内に開始されれば中国市場の開放が一層延伸する見通しだ。すでに滬港通とそれに続くMSCI指数採用などを通じ、海外資金の流入規模は現在1兆元に上り、今後開放が進めば15万兆元の海外資金が市場に流入する可能性がある。そうなれば、中国の株式市場は長期的、もしくは中長期的に上向きのトレンドとなり、短期的にも数カ月にわたり下げ続けてきたA株相場を刺激すると分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月13日