賃貸市場のニーズ・賃料が大幅上昇 背景に資源不足等

賃貸市場のニーズ・賃料が大幅上昇 背景に資源不足等。

タグ:中国市場

発信時間:2018-08-13 17:09:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ラジオ放送・経済之声の経済番組「天下財経」によると、毎年第3四半期は、卒業シーズン、就職シーズン、新学期シーズンなどの要因が重なり合って、不動産賃貸ニーズが大幅に上昇し、賃料も往々にして上昇する。今年7月以降、全国の住宅賃貸市場は全体として安定した状態を維持し、一部の都市では賃料の上昇が目立ち、特に一線都市でその傾向が顕著だという。

▽不動産資源が不足 一線都市の賃料がとりわけ上昇

関連機関がまとめた賃料データによると、一線都市では北京、上海、深センの3都市が前期比上昇し、上昇率は順に2.4%、2.1%、3.1%だった。それほど高い上昇率とは思われないが、実感はこれとはまた別だ。北京の不動産仲介業者の話によると、「現在の不動産賃料は全体として前年同期比10%以上上昇し、特に五環路や六環路に近い物件は、面積の大小にかかわらず、500元(1元は約16.0円)、1千元と上昇したところが多い」と話す。

上海と深センの状況もこれに似ている。深セン市福田区では、2ヶ月までには月に3千元も出せば1LDKの部屋は見つかったが、今では難しいという。現地の仲介業者は、「中心部から遠い宝安区や竜崗区でも賃料は値上がりしている。1物件あたりここ2ヶ月で大体200元から300元ほど値上がりし、3LDKや4LDKだと500元以上値上がりした。今は夏休みシーズンで、不動産資源は不足し、不動産市場は繁忙期を迎え、卒業を迎えている学生たちインターシップのため大勢深センにやって来ることを受けている」と説明する。

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