同報告は、「こうした要因に逆方向の動きがみられれば、反対の結果になることが予想される。中国の輸出入量・輸出入額の激しい変動ぶりからわかるのは、関税を引き上げる国は輸入が減少するだけでなく、輸出も減少の可能性があるということだ。原因の1つとして、米国の大手輸出企業の多くが中間製品の輸出に大きく依存しており、こうした関税引き上げの影響を受ける産業の輸出企業が国内のサプライヤーに転じれば、価格を引き上げても競争力を維持できるとみられることから、その生産コストの上昇が予想されることがある。原材料に依存した米国の輸出企業はマイナス影響を被るとみられる。ここでは米国の制裁関税の対象となった国が発動する報復関税措置の影響は考慮されていない」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年8月16日