中国工業情報化部(工信部)賽廸研究院と中国電子報社は先ごろ、「2018年上半期家電ネットショッピング分析レポート」を発表した。レポートによると、2018年上半期は、中国のB2C家電ネットショッピング市場規模が2641億元に上り、前年同期比で22%増加し、2013年上半期の5倍となった。家電市場全体の成長が鈍化するなか、ネットショッピングの成長率が再び拡大。オンラインとオフラインが融合する小売新業態が、ネットショッピング市場の記録更新を後押しした。
レポートによると、実物商品購入の代表的商品である家電とモバイル端末のネットショッピングが活況だった。エアコン、冷蔵庫、洗濯機、小型家電など多くの家電製品ネットショッピングが30%を超える増加率となり、全国小売平均を上回った。家電ネットショッピングは、市場規模が持続的に拡大すると同時に、成長のターニングポイントを迎え、平均増加率が前年同期の16.9%から22%に上がり、小売を新たな高みへと押し上げている。
家電ネットショッピング市場は現在、上昇トレンドにあり、オフライン市場との差を広げている。レポートによると、エアコンのオンライン販売額と販売台数はそれぞれ前年同期比44.3%増、41.1%増となり、オフラインの増加率7.4%、3.2%を大幅に上回った。